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2016年読書レビュー

さて2016年大晦日です。

子供の頃は大晦日というのは、31日の日が暮れて、夜になってからだと思っていました。あの年末の夜の家中の独特の慌ただしさに特別な名前「大晦日」がついているんだろうと・・・。

 

そんなことはさておき、大晦日の朝ですが、今年の読書レビューです。

今年は24冊の本(仕事で読んだ本、コミックを除く)を読んだようです。元々の目標が年間50冊ですから、今年は随分少なかった。確かに自分でも夏頃に読み進めない日が続いていて、今年はペースがよくないなぁと感じてましたが、しかし、30冊を切ってしまったのはちょっとショックです。17年はバンガロー。

 

今年の The Book to read は何と言っても↓です。

プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年

プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年

 刑務所で開かれる読書会に参加することになった女性がその様子や、読書会のメンバーとなって更生の道を歩み始めた元囚人の人たちとの交流について書かれた本。

職業がジャーナリストというだけあって、文章がうまいし、自分の心の動きや、相手の囚人との交流の様子の描き方も読むものを引き込ませる。

それと、↓これも。

おかしな男 渥美清 (ちくま文庫)

おかしな男 渥美清 (ちくま文庫) 

小林信彦氏が親交のあった故渥美清さんとの出会いや、渥美清が寅さんとなっていくところ、そして寅さんになった後も周りには見せなかった渥美清としての姿について語っている。

 

そして、今年最後に読了した本ですが、これもやはり面白かった。

世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史

世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史 

「進化論」は昔から好きなテーマですが、それをベースに少しひねって、現在の社会の発展につながる技術や発想の原点や、当時の発明家が思いもよらなかった広がりを見せた技術について語っています。

そのほか、今年読んだ本はこちら

しかし、今年もベストに選んだのはノンフィクションばかり。確かに、今年は「これ」という小説に出会えなかったなぁ・・・・来年は小説も選べるように読みたいものです。

ちなみに今は約25年ぶりくらいでスティーブン・キングの「IT」を読み始めています。でも、今は絶版なんでしょうか?アマゾンでも古本しか手に入らないようです。読み応えのある、傑作なのに。

IT〈1〉 (文春文庫)

IT〈1〉 (文春文庫)

 

 それではみなさん、良い新年をお迎え下さい。