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容疑者Xの献身

を家族4人で見てきました。
東野圭吾はデビューした頃から知っていますが、それほど読んだことはない。
推理小説のトリックにはいくつかのパターンがありますが、今回は所謂「顔の無い死体」のパターン。
確か、横溝正史が「黒猫亭殺人事件」の中でこのパターンの弱点に言及していて、ある意味、そのパターンを如何にして崩すかが、勝負。
話としては「・・・献身」はちゃんとひねりがきいていたと思います。ただ、これが「映画」としてやる意味があるかどうかは別として。
2時間ドラマでやっても全然問題ない。
面白かったけど、「映画を見たー」という気分にはなれなかったなぁ。それよりも、家族4人で外出できたという方が、花火大会以来で良かった。