Since 1996

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

オレンジだけが果物じゃない (文学の冒険シリーズ):ジャネット ウィンターソン 著 岸本佐知子 訳 国書刊行会

オレンジだけが果物じゃない 岸本佐知子氏が翻訳したイギリスの女流作家 ジャネット・ウィンターソンの半自伝的小説。信仰に全てを捧げる女性(母)のところに孤児院からもらわれてきた主人公は、最初自分もまた信仰の世界に生きるように方向付けられるが、…

革ケースを買う

携帯プレーヤーや携帯端末のケースを選ぶのは難しい。これまでiPod2台とiPhoneを経て得た結論としては、その困難さは2段階ある。 まず第1段階はどの素材のケースを選ぶか?だ。 今やケースの素材は大きく3タイプに絞られると言って良いだろう。ポリカー…

父さんが言いたかったこと(原題:The Forever Year):ロナルド・アンソニー 著 越前敏弥 訳 新潮社

父さんが言いたかったこと 主人公のジェス・シエナは両親が年老いてから生んだ末息子。もう結婚して家庭を持ってもいい歳だが、嘗ての恋愛経験の痛手が災いし、現在の恋人とも将来の約束はせず、つまらない雑誌記事を書いて糊口をしのぐフリーのライター。上…

吉田拓郎さんの新しいアルバムが発売されたらしい。 午前中に・・・ 僕は世代的には吉田拓郎の世代ではない。僕が中学生や高校生の頃は時代は既に「ニューミュージック」に移っていて、所謂フォークや、フォークロック的な音楽は既に「古い」ものだった。だ…

おかしな二人―岡嶋二人盛衰記 (講談社文庫):井上 夢人 著 講談社

おかしな二人―岡嶋二人盛衰記 岡嶋二人(おかじまふたり)は二人の男性のペンネーム。合作で推理小説を発表してきた。「焦茶色のパステル」という江戸川乱歩賞を受賞した処女作は僕も読んだ事がある。この本は「岡嶋二人」が結成され、解散に至るまでの経緯…

ノンフィクション疲れ

好きな食べ物でも、毎日食べ続けていると飽きてしまうように、ちょっとノンフィクションものばかり読んでいて、少し飽き気味。 フィクションが読みたい。前から買いそびれている「長いお別れ」の村上春樹バージョンでも買ってみようかな。