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口語訳 古事記 神代編 /人代編 三浦佑之 著

口語訳 古事記 神代編
口語訳 古事記―神代篇 (文春文庫)
口語訳 古事記 人代編
口語訳 古事記―人代篇 (文春文庫)

三浦佑之さんが大ブレイクした一冊。単なる古典の口語訳なら今までも数々の本が出て来たが、「口語訳 古事記」が口語訳にこだわる理由は「古事記」以前の歴史は文字ではなく「語り」として口承されて来たものがベースとなっており、古事記の段階ではまだその「語り」としての表現を色濃く残している、古事記は文語体ではなく、口語体で、「語り」として読むのが本来の読み方ではないか?という三浦氏の考えによるものである。また、ただ語りとしての形式にとらわれるばかりではなく、懇切丁寧な注釈も入っていて、非常にわかりやすい。