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JFK―ケネディ暗殺犯を追え (ハヤカワ文庫NF):ジム ギャリソン 著 岩瀬孝雄 訳 早川書房

JFK―ケネディ暗殺犯を追え
JFK―ケネディ暗殺犯を追え (ハヤカワ文庫NF)
国家の行方を変えたという点と、公式の見解は出ているものの裏がありそうという意味ではJFK暗殺事件は日本の二・二六に匹敵する大事件であったと思う。この本はかつてオリーバー・ストーンが“JFK”という同名の映画を作成した時のベースとなった二冊の本の一冊であり、映画の主人公は本書の著者でもあるギャリソンだった。その当時に買って読んだのだが、本棚の奥から引っ張り出してきて、再読した。当時はまだハルバースタムの著作等もあまり読んでいなかったし、当時の歴史的背景についての知識も少なかったが、今になって読んでみると、いろんな知識を得た後なので、ギャリソンの推論に対する納得度が相当違う気がする。