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2015年読書レビュー

紅白も始まりました。紅白を横目に見ながら15年の読書レビューです。

15年はだいたい31作品を読んだようです(漫画と仕事のために読んだ本は除く)。

 

ノンフィクション系では「フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論」が良かったですね。実用品(フォーク、ハンマー、缶詰、マクドナルドの包装、等々)が何故そっちの方向に進展したのか?必ずしも成功が進化を導くのではなく、失敗が進化を必要とするという話です。今年は他に「コンテナ物語 世界を変えたのは箱の発明だった」というものも読み、今や輸送の常識となったコンテナが実はつい最近「発明」され、広がったものであるという事を知り、こちらも面白かったのですが、何故そうなったのだろう・・・という点の面白さで「フォーク・・」かな。

 フィクション系では、今年もやはりスティーヴン・キングでしょうか。彼の初期の代表作「シャイニング」の続編ということで話題になった「ドクター・スリープ」。確かに「シャイニング」の主人公であった少年が成長した後の物語ということですが、話としては全く別物。でも、その別物であることが面白かった。

今年は「これ!」というインパクトの有る作品に欠けたかなぁ、という一年でした。

16年は思う所ありまして、ちょっと読書スタイルを変えたいと思います。今までは乱読、つまりは興味が向けばとりあえず読むという感じでしたが、16年は久しぶりにテーマを決めて読みこむ年にしたいです。まぁその前に買ってしまっている本を読み終えないといけないですが…。