有朋自遠方来 不亦楽乎
木曜日。仕事終わりの夜。カミさんと二人で外食してたら、メッセンジャーで、小学校の同級生の訃報を聞いた。急性心筋梗塞。
彼は小学生の頃からガタイがデカくて、小人の定期で駅の改札通ろうとして、高校生と間違われて止められた、くらいのやつだった。
医者なのに、なんで早死にするんだろな。
有朋自遠方来 不亦楽乎(トモアリ エンポウヨリキタル マタ タノシカラズヤ)
去年の春、学会があるから上京するって連絡があって、駒形どぜうで、どぜう食べて、なまず食べて、新宿ゴールデン街行きたいて言うから、新宿に移動して、、、そのくせ、そんなに飲まないママ、ニコニコするばっかりで。
なんで急に連絡してきたかな。
なんで急に逝くんかな。
人が死ぬ時には走馬灯のように人生を思い出すらしい。おまえの訃報を聞いたら、そんな思い出が次々と思い出されて、こっちの頭の中で走馬灯が回り始めた。逆やん。
この数年、同級生同士でちょっと揉め事があったみたいで、頑なになっているように見える部分もあって、なんとかその固さを緩める方法はないもんかなぁと思ってたのに。
訃報を聞いたときは、唐突過ぎて涙も出てこんかったよ。
言葉も出てこんかったよ。
カミさんと食事が終わって、電車で帰ってきて、酒で少し火照った身体を風に晒しながら、駅前の商店街を歩いていたら、ちょっとだけ泣けてきたよ。
そんな商店街で泣くなんて、恥ずかしいから、ほんのちょっとだけどな。
有朋自遠方来 不亦楽乎(トモアリ エンポウヨリキタル マタ タノシカラズヤ)