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マイナス・ゼロ 復刊

以前の日記のReadingBooksにもあるが、広瀬正氏の傑作であり、長く絶版状態だった「マイナス・ゼロ」が復刊された。

マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)

マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)


僕は別にSFに造詣が深いわけではないが、タイムマシン系の話の中で「夏への扉」(ロバート・A・ハインライン)とこの「マイナス・ゼロ」はやはり最高傑作の中の一つだろうと思う。筒井康隆氏の「時をかける少女」の方が認知度は上だと思うが、話としてはこちらの方が、なんというか大人の情があって好きだ。昔、兄が買った文庫本を読んで、最近読み返そうと思ったら、絶版になってしまっていて、図書館でも結構痛みの進んだ全集(単行本)を借りるのがやっとだった。
復刊されたと知って、思わず買ってしまった。