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「漏」

誰でもかいている事でしょうが、今年もあと少しになってきました。息子達も期末試験の勉強をしている様です(少なくとも形だけは)。
今年はやはりIT的にはエポックメイキングな年になったのでしょうか。
二年前のiPhone3Gの発表以来盛り上がって来ていた携帯端末はiPadの登場と、Android機の大量投入で一気にシェアが伸びました。
一方でTwitterはミクシィ以降の日本のソーシャルネットワーク業界に大きな影響を与えましたし、Twitterから広まったUstreamはテレビなどの既存メディアの価値を再考させるに至りつつあります。それは上杉隆氏の様な既存メディアに批判的な動きも当然ですが、radikoの様な役目を終えつつあったメディアの再活性化といった面もあって、創造と破壊と再生とが入り混じった様相を見せています。
哀しいのは政治の世界で、選挙でのネットの利用は進展せず、機密なのか機密じゃないのかよくわからないだだ漏れ同然の動画が漏洩したといって大騒ぎなくせに、ウィキリークスには殆ど興味を示さない。いつも漏れてるから、気にならないのかもしれませんが。
どこかのお坊さんが毎年、その年を象徴する一文字を書いています。今年は「暑」だったようです。毎年、この字にはそこそこ納得しているのですが、今年は「暑いって、そりゃ夏以降だけの話だろ」とちょっと納得できませんでした。うーん、今年を象徴する一文字。「漏」でもよかった様な気がするのですが。