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鱧(はも)

鱧(はも)という魚は関東の方では馴染みが薄いようですが、関西生まれの私は大変好きな魚の一つです。
実は鱧という魚は見た目はちょっと怖い感じのする細長い魚です。白身の魚ですが、小骨が多いため、そのままでは食べられず、身に細かく包丁で切れ目を入れる「骨切り」という事をして、漸く食べられるようになります。
湯引きしてから氷水に晒し、辛子味噌や梅肉をつけて食べるのもおいしいですが、蒲焼きにして食べてもおいしいです。
実はカミさんの実家の宮崎でこの鱧が豊富に捕れるということを知ったのは2年ほど前。それ以来、毎年、帰省すると鱧を食べさせてもらいます。お義父さんは鱧を天麩羅にしてくれますが、これもまたおいしい食べ方であることを知りました。
今年の夏休み帰省した時も、お土産代わりに冷凍にした鱧を大量に持たせて頂きました。少しずつ解凍しながら食べていたのですが、中々無くならないので、昨晩残っていた鱧を全て天麩羅にしてしまいました。そのために、今日の晩ご飯のおかずも私は鱧の天麩羅でした。しかし、飽きることなく、食べることが出来ました。
この鱧はカミさんの実家の近所のおじいさんが明け方釣りに行き、その釣果のお裾分けなんだそうですが、その近所のおじいさんには是非長生きして頂いて、来年も鱧を沢山ごちそうになりたいもんです。