老後
もう54歳が目の前。普通のサラリーマンだから6年で定年。今の制度ではそこから再雇用でも5年。
自分の未来予想図はそこからどれだけ外れるか？だ。
30年ほど前に文学部を卒業した時、自分はサラリーマンになるものの、どういう仕事をするのかはイメージできていなかった。総務的な仕事をするのかな？でも総務って？
と思っていたらシステム開発部門に配属されて、プログラミング研修を受けて、システム開発をしてた。
そのまま在庫管理とか物流系のシステム開発をしていくのかなあと思っていたら、参画していたプロジェクトが中止、解散になり、暇になったらまだ未知数だったWEBサービス開発仕事を請け負うことになった。
まだアナログのモデムでネットに繋いでいて、パソコン通信の方が主流だった時代だ。
意識したわけではないのに、10年後なんて予想してたのと全然違う。しかも、幸運だなと思うのは、それほど後悔するような事がないことだ。
誤魔化さずに言えば、僕に残されている10年後は一般的に「老後」と呼ばれている時期だ。
ならば予想図にない、想定外の老後を迎えたい。
