Since 1996

読む読書、そして伝える読書

ここ数年、ほぼ毎月読書会に参加している。

 

読書会に出たからといって本の読み方は変わらないが、読んだ後が変わったように思う。

結局、読書会に出て本を紹介するということは、その本の面白さ、深さを伝えるということだ。それはなぜ自分がそれをおもしろいと感じたのか?自分がそこから感じ取ったものは何なのか?を他人にわかる形の表現に変換するということで、自然と自分の感じたことを掘り下げることになる。

こんなに感動しましたではなく、なぜそこまで感動したのか?を考えるという事だ。

自分が感じている事は、自分が分かっているつもりでいても、その細部を考え始めると、えっ?ひょっとするとこの感情はあの時の、あの事につながっていやしないか?という自分再発見がある。

読む読書から、伝える読書に変わったという事だろうか。