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昭和の歴史〈4〉十五年戦争の開幕 (小学館ライブラリー):江口 圭一 著 小学館

昭和の歴史〈4〉十五年戦争の開幕 (小学館ライブラリー)
昭和の歴史〈4〉十五年戦争の開幕 (小学館ライブラリー)
満州事変勃発から2.26事件に至る時代、軍部(特に陸軍)が中国大陸において事件を偽装し、暴走し始める一方で、軍内部の統制派、皇道派の対立が暴走に拍車をかける。暴走を止められなかった天皇の責任に対する見解は明らかにはされていない。しかし、軍に暴走の責任を軍や天皇だけに押し付ける訳にも行かない。最初は批判的な意見を載せていた大新聞などのメディアも、一気に軍の行動を後押しするような、それまでの報道は明らかに矛盾する意見を載せ始め、大衆もそれにのせられていく。国民も国民として、単に被害者として批判をさけるだけでは済まないのではないだろうか・・・。