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後悔の秋

今週のお題「○○の秋」

 

後悔というのはどうして生まれるのだろう。

後悔は時に劣等感というものを呼び寄せる。

あの時、そうできなかったから、それが今に至って、今の結果につながっている、もう取り返すことはできない後悔となる。

あの時、周りにいた人たちと、今の自分を比較してしまい、生まれる劣等感が後悔となる。

 

他人と比較しなければ良いのだ、というのはアドバイスではない。ある意味それは「目を閉じて、周りを見るな」と言っているようなものだ。望んで盲目になるような者がいるだろうか。

 

劣等感を抱かない理由は容易い。そこに自信があり、成功しているからだ。

成功が生む蜜の味は危険だ。自分を無限にする。それこそ周りを見る目を失う。

成功の宴が終わってしまえば、誰もいない暗いホールにひとり取り残されてしまった事に気づくまではほんの一瞬に過ぎない。

そのとき、後悔が生まれはじめるのだ。