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2007-01-01から1年間の記事一覧

あの頃、もし本当にだれかがベトコン兵士の死体の写真を見せてくれたとしたら、その場で嗚咽できる人間でありたかった、といまにして私は思っている。

デイヴィッド・ハルバースタムが交通事故で亡くなったらしい。 大学生時代、バブルに浮かれる中でNHKがかつて王者として君臨したアメリカ自動車産業の雄フォードが没落し、一敗戦国のちっぽけな自動車会社(日産)が海外へ進出していくに至る様子を描いた特…

花見も終わり

桜満開の時期も終わり(すくなくともソメイヨシノは・・・)、岸根公園の桜も花よりも葉の緑が目立つ様になって来た。前日から花見の場所取りをしていたと思われるシートにも、舞い落ちた花弁がいっぱい。 3月から復活した岸根公園での週末朝ジョギング。こ…

日本の選択〈5〉対日仮想戦略「オレンジ作戦」 NHK取材班 編 角川文庫

日本の選択〈5〉対日仮想戦略「オレンジ作戦」 第一次大戦後、英米に次ぐ海軍国となった日本。「オレンジ作戦」は米海軍が日本攻略作戦に付けた暗号名だ。米海軍は大艦隊を 組んで一気に太平洋を横断し、日本を攻略するつもりだった。日本もまた、米国こそが…

原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈上/下〉岩波文庫 長田新 編

原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈上〉 原爆の子―広島の少年少女のうったえ〈下〉1945年8月6日午前8時15分 ー この瞬間を境に広島にいた、もしくは広島に親や兄弟を残して疎開していた子供たちの運命は大きく変わることになった。 それは単に瀕…

大企業向き?

梅田望夫さんが「好きを貫く」ことと大企業への就職という事を書いておられる。 この大企業に向いている志向は、(とうとう経団連の会長を出すまでになってしまった会社に勤めている)自分にはいくつか合致している部分があると思った。ただ、一方で僕は20…

洗う

久しぶりにコーチャン(プロフィールの写真になっている犬:しなもんと同じコーギー。コーギーだからコーチャン。)を洗ってやる。今日は春の嵐の小雨で、散歩に行ったら腹毛がドロドロになってしまったから。 風呂場で犬用シャンプーをつけてブラシでごしご…

タイムクエイク カート・ヴォネガット著

Amazon.co.jp: タイムクエイク (ハヤカワ文庫SF): カート ヴォネガット, Kurt Vonnegut, 浅倉 久志: 本 「猫のゆりかご」が一番好きだったが、「スローターハウス5」も改めて読んでみたくなった。 ヴォネガットみたいなスタイルの作家はあまり日本にはいな…

広島二日目

今日は被爆の記録を色々と巡る予定。広電(市内を走る路面電車)の1日乗車券も買った。 広島駅のマクドナルドで朝ご飯をして、広電に乗って皆実町六丁目へ。そう、元中国新聞社写真記者の松重美人氏が撮影した広島被爆直後の写真の現場である御幸橋(みゆき…

厳島神社観光

もともとは広島の原爆関係の施設や、史跡をいろいろと見て回る事しか考えていなかったけれど、広島で修学旅行と言えば、やはり宮島も・・・ということで、時間はたっぷりありそうだし、今日は厳島神社を見て回る事に。 全く偶然だったが、「春を呼ぶ 宮島清…

いよいよ広島に出発

大樹と二人。私家版修学旅行。行ってきまーす。

祭りの場 林京子 著

Amazon.co.jp: 祭りの場 (講談社文庫 は 6-1): 林 京子: 本 著者である林京子さんは、ナガサキで被爆した作家である。自身の体験をもとにした「祭りの場」が群像新人賞と芥川賞を受賞した。本書に収録されているその他の短編、「二人の墓標」、「曇りの日の…

熊の場所 舞城王太郎 著

Amazon.co.jp: 熊の場所 (講談社文庫): 舞城 王太郎: 本 舞城王太郎二冊目。本当は処女作が読みたいんだけど、図書館で借りられていて、借りれないのよ。 「熊の場所」と「ピコーン」がよかった。ただ、もっと常識破りというか、野放図なものを期待していた…

裁判狂時代-----喜劇の法廷★傍聴記 阿曽山大噴火 著

Amazon.co.jp: 裁判狂時代―喜劇の法廷★傍聴記 (河出文庫): 阿曽山大噴火: 本 大川興業のメンバーであり、TBSラジオ“ストリーム”の「コラムの花道」の月一レギューラでもある 阿曽山大噴火 がその「ライフワーク」となっている裁判傍聴の楽しみ方や、記憶に…

暦と数の話―グールド教授の2000年問題  スティーヴン・ジェイ グールド 著

Amazon.co.jp: 暦と数の話―グールド教授の2000年問題: スティーヴン・ジェイ グールド, Stephen Jay Gould, 渡辺 政隆: 本 僕の敬愛するS.J.Gouldが2000年を前にして書いた"millennium"に関するうんちく本。8歳の1950年の正月に、普通に生きていれば自…

阿修羅ガール 舞城王太郎 著

Amazon.co.jp: 阿修羅ガール (新潮文庫): 舞城 王太郎: 本 ここしばらくずっと気になっていたけど、読む時間がなかった作家、舞城王太郎。一度見たら忘れられない名前。 多分、賛否両論出る作風だと思うけれど、自分のスタイルをこれだけガッチリ持っている…

ゾルゲ事件ヴケリッチの妻・淑子

Amazon.co.jp: ゾルゲ事件・ヴケリッチの妻・淑子―愛は国境を越えて: 片島 紀男: 本 片島 紀男 著 ISBN:4886835945 出版社: 同時代社 丁度数年前ゾルゲ事件から60年を迎え、映画も製作され話題になった。実は当時、NHKでも特集番組が組まれた。その中の一…

ヤケ食い

昨夜、ちょっと仕事で珍しく腹を立てた。帰る道すがらもムカムカして、電車の中で本を読んでいても一向に頭に入ってこない。こりゃ、なにかストレス解消をしなきゃ、ということで、考えたが・・・とくにこれといって思いつかない。結局、ヤケ食いする事に。 …

こんなセリフ作ってみました。 はい、チーズ! 多分、写真は1970年代中頃の香港あたりか?

自己分析

うちの会社はこの1年の各自の目標を上司と決定する期初面接の季節。ここで目標として設定した事の年末時の達成度で自分の今年の評価が決まり、昇級額が決まる。 この時期になると最近は何となく自分の将来の姿を考えて、自己分析してしまう傾向にある。「自…

合格祝い

2/1:藤嶺学園藤沢中学 ×、目黒学院中学○ 2/2:山手学院中学 ×、藤嶺学園藤沢中学 × 2/3:桜美林学園中学 × 2/4:藤嶺学園藤沢中学 ○ 3度目の正直でようやく長男が本人の第1志望だった藤嶺学園藤沢中学に合格できた。僕自身は山手学院もいいと思っていたけ…

原子爆弾―その理論と歴史

原子爆弾―その理論と歴史 山田克哉(著) 2006年は空前の新書ブームの始まりだったようだが、文学系新書の大御所が岩波新書だとすれば、科学系新書の雄は“ブルーバックス”ではないだろうか?ブルーバックス読んでると、なんとなく理科学系の人という気が…

ビッグバンの父の真実

日本では実感できないが、米国では今でも科学と宗教の対立、もしくは融合させようとする活動が続いている。宇宙の始まりを説明するビッグバン宇宙論の基礎を気づいたのはルメートルという数学者・物理学者であり、彼は同時にカトリックの司祭でもあった。彼…

厄除け

結局、湯島天神に行って、長男の合格祈願をしてきた。ついでに厄除けの札も。

黙殺―ポツダム宣言の真実と日本の運命〈下〉

Amazon.co.jp: 黙殺―ポツダム宣言の真実と日本の運命〈下〉 (NHKブックス): 仲 晃: 本

黙殺―ポツダム宣言の真実と日本の運命〈上〉

Amazon.co.jp: 黙殺―ポツダム宣言の真実と日本の運命〈上〉 (NHKブックス): 仲 晃: 本

爆撃機ロンサムレディー号ー被爆死したアメリカ兵

Amazon.co.jp: 爆撃機ロンサムレディー号―被爆死したアメリカ兵: トーマス・C. カートライト, T.C. Cartwright: 本

破壊者のトラウマー原爆科学者とパイロットの数奇な運命

Amazon.co.jp: 破壊者のトラウマ―原爆科学者とパイロットの数奇な運命: 小坂 洋右: 本

戦争と正義―エノラ・ゲイ展論争から

Amazon.co.jp: 戦争と正義―エノラ・ゲイ展論争から (朝日選書): トム エンゲルハート, エドワード・T. リネンソール, Tom Engelhardt, Edward T. Linenthal, 島田 三蔵: 本