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2007-01-01から1年間の記事一覧

映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで 町山智浩 洋泉社

映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで 町山智浩氏による映画解説。私には「2001年〜」の解説が新鮮でした。

水の迷宮 石持浅海 光文社

水の迷宮 東京にある小規模な水族館が舞台。存続が危ぶまれた水族館が奇跡の復活を遂げて数年後、水族館に水槽を攻撃する脅迫メールが届く。水族館の職員は事件解決に奔走するが、その最中に職員の一人が死体で発見されて・・・、という展開。 一時期各地に…

カツオ的夏休み終盤形

長男の大樹は大量に夏休みの宿題をためていた事が発覚。親から(つまり、僕とカミサンですが)の“指導”が入ってしまいました。ピーカンだというのに祖父母の家で勉強中です。 (ToT)

最後のシーガイア

無責任リゾート開発の代名詞的存在だったシーガイアのプール(オーシャンドーム)が9月で閉鎖になるということで、最後だからという訳で、芋洗い状態です。 しかし、プールなのに夏休み料金が通常料金より高い(\2400→\2600)とはどういうこと? そりやまぁ…

新しいカメラ

生産終了になったという噂もあり、ちょっと諦めかけていたのですが、勤めている会社が創立70周年ということで、祝い金が出たので、思い切って買ってしまいました。 Powershot G7。既に価格.コムでも、アマゾンが在庫有りの最安値。そして、さっき届きました…

青島到着

毎年恒例の夏の帰省。カミサンの実家です。すっかり南国気分の青島。青島ビーチでの海水浴やらフェニックス動物園でのプール遊びやらに興じることになるのでしょう。 でも、夏休みらしい夏が過ごせるから、僕は毎年のこの帰省が好きです。今年はちょっと曇り…

或るカメラマンの死

そのカメラマンは一人の少年を捜していた。 原爆が落とされた直後の9月の長崎。あちらこちらに溢れる遺体を野焼きしている焼き場。何とも言えない臭いが漂っている場所に幼子をおぶった小学生くらいの少年がやって来た。少年の背中で幼子は疲れきった様にぐ…

底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間 町山智浩 洋泉社

底抜け合衆国―アメリカが最もバカだった4年間 昔、大学生だった頃、僕の仲間内では、アメリカは憧れる国というよりは、自由かもしれないが、「短絡」で「強引」すぎる国で、どちらかというと、ああなるよりは日本人の方がいいという感じだった。その後、米国…

同窓会?

二人の息子が通っていた保育園とその姉妹園(今はカミサンがパートで働いている)の夏の恒例行事:夕涼み会に行ってきた。もちろん息子達はとっくに卒園しているが、自分が担当している保育園のホームページに掲載する写真を撮る必要もあるし、行ってみると…

水の迷宮 石持浅海 光文社

水の迷宮 東京にある小規模な水族館が舞台。存続が危ぶまれた水族館が奇跡の復活を遂げて数年後、水族館に水槽を攻撃する脅迫メールが届く。水族館の職員は事件解決に奔走するが、その最中に職員の一人が死体で発見されて・・・、という展開。 一時期各地に…

長いお別れ レイモンド・チャンドラー(Raymond Chandler)清水 俊二 訳 早川書房

長いお別れ ずいぶん前に読んでいる筈だが、あまり内容を記憶していない。村上春樹訳が出て話題にもなっているので、再読した。でも、それほど面白いとは思わないんだよなぁ。

ヴォイニッチ写本の謎 ゲリー ケネディ(Gerry Kennedy)、ロブ チャーチル(Rob Churchill)松田 和也 訳 青土社

ヴォイニッチ写本の謎 稀覯書の売買を生業としていたウィルフリド・ヴォイニッチはある時奇妙な一冊の古書に巡り会う。その本には本草学の本にも似て奇妙な植物の絵があったり、まるで温泉場で緑色の液体に浸かっている様に見える肥満した女性達の絵が合った…

静かなる戦争-アメリカの栄光と挫折 上/下 デイヴィッド・ハルバースタム(David Halberstam)小倉 慶郎、三島 篤志、田中 均、佳元 一洋、柴 武行 訳 PHP研究所

静かなる戦争-アメリカの栄光と挫折 上 静かなる戦争-アメリカの栄光と挫折 上 ジョージ・ブッシュ(所謂パパ・ブッシュ)とビル・クリントン。ブッシュは外交政策に優れ、湾岸戦争の勝利で国民の多大な支持を受けるものの、内政で目立った成果を上げる事が…

原爆はしようがないことだったのか?

久間防衛相(衆院長崎2区)が「原爆を落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っている」という発言をしたそうだ。 久間防衛相、講演で「原爆投下、しょうがない」 アメリカ…

スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン発売日: 2004/09/17メディア: DVD購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (385件) を見る 久しぶりにTSUT…

敗北を抱きしめて 増補版―第二次大戦後の日本人 上/下 ジョン ダワー( John W. Dower)著 三浦 陽一、 高杉 忠明訳 岩波書店

敗北を抱きしめて 増補版―第二次大戦後の日本人 上 敗北を抱きしめて 増補版―第二次大戦後の日本人 上 第二次大戦で無差別爆撃で都市を焼かれ、原子力爆弾によってそれまでの戦争の域を超える被害を被ってポツダム宣言の無条件降伏を受諾するに至った日本。…

〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 町山 智浩著

〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇 ブレードランナーの未来世紀 町山氏は本人のPodcastにおいて映画において何か新しい事、自分の知らない事をわかりやすく教えてくれる映画評論(その典型例として淀川長治氏の評論を挙げている)…

ベトナムの泥沼から デイヴィッド・ハルバースタム 著 泉 鴻之、林 雄一郎 訳

ベトナムの泥沼から 故・デイヴィッド・ハルバースタムは、まだ記者として働き始めたばかりの頃、ニューヨーク・タイムズ社の特派員記者としてベトナムに赴任した。そして、彼の地で南ベトナムのゴ・ディン・ジエム政権とアメリカ政府が伝える「公式見解」の…

Google Developer Day 2007に行って来た

GDD7JP(Google Developer Day 2007 Tokyo)に行って来た。一応、技術者だし。96年頃、288(ニィパッパ)のモデムがまだそれほど普及していなくて、96(クンロク)か144(イッチョンチョン)のモデムがやっとという頃からインターネット系のサービス開発を…

口語訳 古事記 神代編 /人代編 三浦佑之 著

口語訳 古事記 神代編 口語訳 古事記 人代編 三浦佑之さんが大ブレイクした一冊。単なる古典の口語訳なら今までも数々の本が出て来たが、「口語訳 古事記」が口語訳にこだわる理由は「古事記」以前の歴史は文字ではなく「語り」として口承されて来たものがベ…

どれだけ読めば、気がすむの? 豊崎由美 著 アスペクト

どれだけ読めば、気がすむの? 豊崎由美さんを初めて見たのはケーブルテレビのミステリーチャンネルの一番組だった。実は未だにその番組をちゃんと見た事は無いのだが、3人くらいのライター(?)が個々の推薦本を紹介して、その時のナンバー1を決めるとい…

ジョン・ウェインはなぜ死んだか 広瀬隆 著 文藝春秋

ジョン・ウェインはなぜ死んだか ジョン・ウェイン、スティーヴ・マックイーン、ゲイリー・クーパー、ヘンリー・フォンダ、・・・アメリカのハリウッドを支えた名優の多くが癌を患って他界しているのは何故なのか。 1950年、ネバダ州のネバダ核実験場で頻繁…

人種偏見―太平洋戦争に見る日米摩擦の底流 ジョン・W. ダワー 著 斎藤 元一 訳 TBSブリタニカ

人種偏見―太平洋戦争に見る日米摩擦の底流 なぜ、アメリカは日本に対して執拗に無差別爆撃を行い、完全に勝敗が決していたにも関わらず原爆を投下するほど日本に対する敵意をむき出しにしていたのか?ナチスに対する「悪いドイツ人」(すなわちナチス以外の…

痛手

実は、5月の初め頃に普段使用しているMacBook(White)のハードディスクから急に異音がし始めたかと思うと、瞬く間に起動不能に陥ってしまった。たまたま会社のノー残業デーにあたっていたので、仕事を終えたあとで渋谷のアップルストアに持ち込んで修理依頼…

今日は運動会

昨日はしつこく降り続いた雨にうんざりしたけど、今日はいい天気で無事に小学校の運動会が開かれて、朝からグランドの片隅のベンチに座って、時折コンパクトデジカメには辛すぎる遠距離からスナップを撮りながら、本を読んでいる。

シャドー・メーカーズ ロバート マーシャル(Robert Marshall;)著 二宮 磬 訳 文藝春秋

シャドー・メーカーズ ポール・ニューマンが主演した同名映画のノベライゼーション。ポール・ニューマンはマンハッタン計画を推進したレスリー・グローヴス准将役で、原爆開発を巡るグローヴス准将とロバート・オッペンハイマーの奇妙な対立と共立を描いたも…

日本古代文学入門 三浦 佑之著 幻灯舎

日本古代文学入門 古事記講義が良かったので三浦さんの別の著作も読んでみたくなってこれを選びました。この人の面白さは単に研究の内容を説明するだけではなく、その背景にある研究に対する自分のスタンスを丁寧に読者に説明するところではないかという気が…

明治記念館

明治記念館で会社の後輩の結婚式があった。東京に出る事などあまり無いので、結婚式だけではつまらないと思って、上野の東京国立博物館まで行く事にした。東京国立博物館と言えば「ダヴィンチ展」ですが、目的はそちらではなくて「平成19年新指定国宝・重要…

インディアナポリスの鮫 五十嵐均 読売新聞社

インディアナポリスの鮫 アメリカの巡洋艦:インディアナポリス。それはアメリカ本土からテニアンまでリトルボーイとファットマンの二発の原子力爆弾を輸送した船であり、輸送完了直後の航海で日本の潜水艦によって撃沈され、多数の死者を出した悲劇の艦船と…